工業化の技術を応用して、良質の住宅を安価に供給する住宅産業は、現代の日本における住宅建設の大部分を担ってきました。
戦後のプレハブ住宅の開発に始まり、モジュール化や内装システムの標準化などの試みは、ユニットバスやシステムキッチンなどの優れた住宅パーツを生み出し、日本独自の発展を遂げてきました。
しかし、工業化の流れが行き過ぎると、ユーザー軽視の合理化ばかりが進んでしまい、快適な暮らしとはかけ離れたものになってしまう恐れがあります。そんな住宅産業と消費者との架橋となるべきなのがインテリア産業です。
心地よい住まい作りには、ハコだけでなくその中身の向上にも目を配る必要があります。見た目の美しさを整えるだけでなく、住空間を機能的に使いこなすためにも、インテリアの専門家が担う役割は非常に大きなものだといえます。
また、住宅ストックが充足された現代では、従来型の“スクラップ&ビルド”でなく、痛んだ部分を補修し、変化するライフスタイルに応じて改装を行うリフォーム産業への注目が、日増しに高まってきています。
戸建住宅・集合住宅それぞれにおいて、既存の骨組みを生かしつつ施工を行うリフォーム技術は、今後も研究が進められていくべき分野であるといえるでしょう。
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